■ ガーデンデザイナーとは?
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ただ単に庭をデザインする人では無く、 |
弊社におけるガーデンデザイナーの定義としては、 |
●自然を愛する人です。 |
自然が好きで、それを自分の周りに取り込み、それをデザインし、提供する人。 |
IQよりEQ(心の知能指数・知能・教養・道徳心)が高ければ最高です。 |
●デザインが好きである。 |
幼少の頃からデザインが好きで、自然と共に成長し、自然から学び、自然が大好きである。 |
好きであれば本質が見えてきます。 |
●デザインや物事に信念を持つ! |
ある意味一番肝心な事であります。デザイナーと現場との関係で、デザインが理解されず、 |
異なったデザインで施工状況になった場合、 |
たとえ、小さなデザインでも意図からかけ離れ、気になる場合は妥協せず、 |
デザインと意図を話し、考えのデザインに作り直す事が大切です。 |
間違ったままのデザインで利益を得るより、本物のデザインを残す事がデザイナーです。 |
●庭はもちろん、外空間の知識が必要です。 |
庭をデザインする者、庭とは建物の外空間全てが庭であり、庭と外構とは分かれておらず |
ガ−デンデザイナーは庭と外構の設計・デザインをするのであり、単にデザインでは無く、 |
造園の知識(土や植物等)から自然素材(石材・木材等)や二次製品の知識も必要であり、 |
建物外部の設置部分も含まれ、エクステリア(サンルーム、オーニング、カーポート等) |
やウッドデッキの知識や現地にあわせたデザインや提案も必要です。 |
●現場の知識も必要です。 |
良く思われがちなデザインだけで、施工が分らないデザイナーのイメージとは違い、 |
デザインだけでなく、そのデザインの施工方法、予算組み、管理(施工工程) |
も必要であり、デザインと施工は切り離せないのが現状です。 |
デザインが好きで施工管理等が好きだから出来るのであって、 |
機能とデザインの両立が可能になるのです。 |
いかに現場が面白い!を知っているデザイナーだからこそ、 |
現場から新しい発想やデザインが生み出され、感性が養えます。 |
●現場の施工ノウハウも必要です。 |
デザインだけの鮮やかな世界とは違い、大地の土(土木的作業等)も時には経験し。 |
一緒に作業したり、指示・監督したり、作業の能率化を考え、作業順序や安全管理等! |
現場での経験や現地での現場を見る事や経験のあるデザイナーは、 |
デザインが深みを持ち、次のデザインにも良い影響があります。 |
又、ガーデナー(庭師)でもあり単にデザインだけでなく、庭の職人でもあります。 |
●物を見る力!センスが必要です。 |
よく、感性とか美的センスが必要と言われますが、それと同様に、 |
デザイナーは自分の持ち味、個性・考えを持っており、 |
時代やその時代の先や、タイミング... |
芸術よりも、同調性。〜すべてを判断し、どれが先か考え、 |
施主と対話し、一方的なデザインでは無くて、その対話によって、感じ、限られた中での |
新しい発想・デザインを生み出す力!...。一番難しいです。 |
●デザインを考え実行する人です。 |
デザイナーとは、全体の構成と流れを考え、リズム的・必然的に全体のラインをデザインし |
又、素材やオーナメント等やパーツで装飾(コーディネート)も考え、時にはアート(芸術) |
的な、ワンポイントデザインもしますが、全体的にアート的には考えず、施主の要望を聞き |
感じてデザインをする人です。 |
●デザインだけでなく、造る力がいります |
他の華やかなデザイナーと違いガーデンデザイナーは大地に携わる仕事です。 |
つまり、土をいじる、植物を扱う、土木的や、生き物的、自然との対応力等、 |
人を動かし、共に作る、造園とは、作るではなく、造る園なのです。 |
つまり、何かしら作らせるデザイナーではなく、一緒に造る力が必要です。 |
●協調性と強調性を! |
お客様の物作り・庭なので、話を聞く事から始まり、それを踏まえて、 |
デザイナーらしさを、さりげなく出していく(強調)この加減がその状況に応じて判断し、 |
小さじ一杯の程度の協調デザインにするか?...。 |
ある意味一番簡単で、一番難しい部分である。 |
芸術家は強調して良いが、デザイナーは協調と強調の対比は常に状況で考える。 |
●デザイナーとコーディネーター(装飾家)の違い |
デザイナーはデザインを考えて構成し装飾もデザインの一貫と考えています。 |
デザイナーの装飾は既製品の構成で全て納めるのは無く、パーツ等もデザインし考え、 |
緑が好きで、施主の要望に合えば樹木も多く取り入れ、外構は庭として考えています。 |
コーディネーターは素材やオーナメント・エクステリア主体の構成で考えて、 |
その中にライン的やポイント的に構造物デザインもし、その後に植栽を考えます。 |
つまり、デザイン(細部までデザイン)が先か装飾が先か(装飾的デザイン)で、別れます。 |
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